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ゴム風船の原料「ゴムの樹の樹液」

2017.08.03

ゴム風船の原料「ゴムの樹の樹液」を見るため、タイへ行ってきました

やってきました、ここはタイのゴム農園。
予想とは異なり、ゴム農園というよりはゴムの樹の林といった趣きでした。背の高い樹が整然と並んでいます。大大木で樹高は35mにもなるそうです。高さの割に、幹はあまり太くないんですね。
下草があまりないのが手入れの行き届いた、いい農園だとか。だからここはグー!

 

ほんのうす~く樹皮を削ぎ、にじみ出る樹液(ラテックス)をカップに受けます。樹液採取作業のことをタッピングといいます。固まった樹液が残っていますね。

樹液を採取するのは朝(深夜)の2時、3時頃から。大変な作業です。
1本の樹で約3時間くらいかけて200~300cc集め、そして陽があがらないうちに集積所に持っていきます。陽がでると樹液は固まってしまうから、時間との戦いですね。
どの樹にも採取を終えた印に、黒いカップが伏せてありました。

1本の樹で、まず表面約5年、裏面約5年、さらにコルクのように再生した表面 約5年、裏面約5年・・・と25~30年間採取するのだそうです。

ちなみに上の写真は我が家の観賞用ゴムの木。クワ科のインドゴムノキです。
下が樹液を採取するトウダイグサ科のパラゴムノキ。えらい違いですね~。

上の写真、人がちっちゃく写ってます。ゴムの樹の高さがよくわかりますね。
ゴムの樹を伐採すると、家具やフローリングなどの建築材や玩具へ、有効にリサイクル活用されています。

 

ゴムの樹から採取した樹液は、これからどうなるのでしょうか。

荷台に樹液(ラテックス)を積んだトラックが精製工場へやってきました。
まずは入口にある高台で少量 抜き取り、受け入れ検査が行われます。

樹液(ラテックス)の約70%は水分です。樹液のゴム分が実際どのくらいかを調べます。
どうやら左の機械でチンして酸化させると固まるので、それで解るみたいです。

トラックから樹液(ラテックス)がドボドボ移されています。
採れたてのラテックスは白く、さらさらしていました。 側に底がパンチング状のものがありましたが、
これで一度漉したのでしょうか。

蓋の開いたところからのぞくとお~樹液ちゃん。気泡がたくさん、生きてるんだね。
どでかい貯蔵タンクがいくつもあります。

これが遠心分離機です。いよいよ樹液を遠心分離にかけ、水分を飛ばしていきます。
右のアップの写真、機械がなんとなくおちゃめな表情に見えるのは私だけでしょうか・・・

遠心分離機は、3時間で機械を止めて、分解して洗浄します。機械の内部にびっちりついた固まりを取り除いて
丁寧に洗うのです。見た目にも大変な作業です。

なにやら、分厚い扉を開けると、そこには秘密の?機械が。
これは再精製用の遠心分離機。純度の高いラテックスができるのです。
製品としては、手術用の手袋やコンドーム、あとバルーンにも使われるとか・・・

おや?白くてプニョプニョしたお豆腐状のものが出てきました。
これは遠心分離で出た廃液を固めたもの。
この中にも約1.5%のゴムが含まれています。
これを固めて(茶色くなります)海外に出荷します。靴底などに使われるとか。

最後は別棟にある試験場。
様々な品質検査をパスしたラテックスは、海を超えて海外に運ばれていくのです。

このレポートは、商社や工場の責任者の許可を得て写 真などを掲載しています。無断で転用・転載することを禁止しています。

 

 

輪ゴムづくりにチャレンジ!

2017.08.03

輪ゴムづくりに、Let’s チャレンジ♪

風船・・ゴム風船・・ゴム・・・輪ゴム ということで輪ゴム作りに挑戦してみました!
せっかくなので子どもの夏休みの課題にしちゃいました(^^)

●用意したもの●
・ラテックス(ゴムの樹液)
・クエン酸
・コップ ・スプーン ・コルク

ラテックスのふたを開けたら強烈な臭い・・・これはラテックスが固まらないようにアンモニアが加えてあるからなのです。

 

輪ゴムの作り方

1.アンモニアを中和させるためにクエン酸を使います。
あらかじめ少量を水に溶かしておきます。

 

2.きれいなコルクを、ラテックスのビンにどっぷりと漬けます。
このくらいかな~・・・

 

3.クエン酸を溶かした液に付けます。
10~20秒たったら ラテックスが固まるんです。

少しするとドロドロとしてきました。

 

4.急いで洗面所へ。
余分な液を水で洗い流すとともに、水流を使ってコルクからはがしやすくします。

 

5.くるくる~と丸めていくと、簡単に取れます。

 

6.コルクからはずして乾かすと、輪ゴムのできあがりっ!

 

7.時間がたつと、水分がなくなってきて茶色っぽくなってきました。
ほーら、ちゃんとびよ~んと伸びます。
これが結構丈夫なんですわ。

この後小さいゴムボールも作りました。
スーパーボールもどきってとこでしょうか。

 

● 感 想 ●

ラテックスは臭かったけど、実験しているみたいでおもしろかったです。
輪ゴムも風船もタイヤも、このラテックスからできているんだと知ってびっくりしました。
しかもそれがコロンブスによって世界に伝えられたと言うのも驚きです。
へぇ~へぇ~へぇ~へぇ~・・・

 

 

ゴム風船の誕生と歴史

2017.08.03

日本バルーン協会発行「BALLOON STORY」より

◇ゴム風船の歴史

風船自体は形こそ違え、何世紀も前から親しまれてきました。古くは動物の腸や膀胱をふくらましたとの記録もありますが、現在のゴム風船のイメージとはほど遠いもの。やはり天然ゴムが市場に出回るまで、その誕生を待たなければなりませんでした。
日本では1857年、大阪で英国人がふくらまして売ったという記録があります。明治の終わり頃には国産化され、大正時代には輸出もされていましたが、その当時のゴム風船は硬さ発色など現在のゴム風船に比べると劣っていました。これは固まっている天然ゴムをガソリンで溶解して液状に戻し、そこに型を漬けて作っていたのが原因でした。

現在、私たちが手にしている柔らかく色のきれいなゴム風船は、液状のラテックスから作られています。
ラテックスは昭和初期に開発され日本にも輸入され、しょうわ10年頃から日本でもラテックス製のゴム風船が製造された記録が残っています。

◇ゴム風船の原料は天然物質です

あなたもどこかでゴムの木から天然ゴムを採取する人々の写真を見た覚えがあるはず。そう、ゴム風船はゴムの木から産出する乳状の樹液でつくられています。ゴムの木はもともと南アメリカの熱帯雨林が原産で、現在では東南アジアを中心に熱帯地域の多くの国々で育成されています。
ゴムの木の樹皮につけられた切り口からにじみ出てくる樹液をカップに集め精製し、液体の状態に保ったものが「ラテックス」です。

◇土から生まれて土にかえる

ラテックスは日光や水によって分解される、100%自然の原料。分解作用は空気に触れたとたんにはじまります。酸化による変色が分解過程の最初の兆候です。太陽光線にさられると分解が始まりますが、自然界の微生物は暗闇の中でも天然ゴムを分解します。

研究によると、ラテックス製の風船は樫の落葉とが同じ条件下にある場合、ほぼ同じ速度で分解するという結果が出ています。
土から生まれて土にかえるゴム風船は、プラスチック、金属、ガラス製品などに比べ、人間が生みだした製品の中でも実に稀な自然環境にやさしい製品なのです。

◇熱帯雨林の保護につながります

近年、地球上のもろい生態バランスを維持するために「熱帯雨林の保護」が叫ばれていますが、ゴムの木は熱帯雨林を形成する主要な植物のひとつです。
ゴム風船の原料であるラテックスは樹皮から直接採取するため、ゴムの木を伐採することはありません。つまり、ゴム風船や手術用手袋などの製品がより多く使われれば、それだけゴムの木の経済的価値が上がって、むやみに伐採されることも少なくなるのです。

ブラジルの人類学者メアリ・エレナ・アレグレゥティ博士はブラジル北部で伐採され、無視され、忘れ去らようとしていたゴムの木の有用性を人々に理解させ、「自然の持続可能な利用」を確率させた功績により、1992年のWWF(世界自然保護基金)ゴールドメダルを獲得しています。
ゴムの木は現代人と大自然とがうまく共存できることを示す好い例なのです。

あなたがゴム風船を手にした時、そのもととなるゴムの木々が、自然の生態によって地球の大気を維持し、生態系を保護していること、そして生産している国々の人達の生活を支えていることを思い出してください。

◇どうなるの?空に飛んでいった風船

風船飛ばしはもちろん、ついうっかり飛ばしてしまったゴム風船。その後、気になりますよね。
研究によれば、こうしたゴム風船のほとんどは上空約8000メートルまで上昇していきます。風船はそうした空の高いところで凍結し、破裂してスパゲッティ状になり、拡散しながら地上に落ちてくるということがわかっています。私たちが滅多にゴム風船が落ちてくるところを見たことがないわけも、これでわかりますよね。

実際、世界各地で行われているビーチクリーンナップ運動)海辺での清掃活動)の報告でも、回収されるゴミのワーストグループに、ゴム風船の名が挙がったという例はありません。

時には野生動物がゴム風船の柔らかい断片を食べてしまうこともありますが、実証研究の結果では、飲み込まれた断片は動物自身には何ら害をおよぼさず、最終的には消化器系を通って排出されるということが知られています。
「ゴム風船についての研究と報告」を協会のホームページに掲載していますので、参考にしてください。

 

 

風船雑学

2017.08.03

◇ゴムの歴史

生ゴムには天然ゴムと合成ゴムがあります。天然ゴムはゴムの樹液を出す植物から採れますが、人類がゴムを使用したのは非常に古くて、古代までさかのぼります。一方、合成ゴムは、石油化学により製造されるので、歴史は比較的新しく、1930年以降のことです。

◇コロンブスと天然ゴム

ゴムを初めて文明社会に紹介したのは、コロンブスといわれています。コロンブスはポルトガルで航海術を学んだ後、計4回の航海を行なっています。この間、1498年には南アメリカを、1502年には中部アメリカを発見しています。

1493年出発の第2回航海の途中、プエルトリコとジャマイカに上陸し、ここで現地の住民が遊び道具として使用していた黒い重いボールが、地面に当たって大きく弾むさまを見て驚嘆したといわれています。これが文明人が初めて見た最初のゴムだったのです。

◇地球環境と天然ゴム

天然ゴムはゴムの樹が太陽からエネルギーをもらって作ります。
このゴムの樹は森林を形成し、炭酸ガスを吸って酸素を放出して空気を浄化しています。

アマゾン流域のジャングルが、地球上の酸素の5分の1をまかなっています。アマゾンでは、今でも野生のゴムの樹がたくさんありますし、またゴムの樹は穀物植物(稲・麦など)の数千倍の大気浄化作用があります。
さらにゴムの樹は酸素と木材を生み出すだけでなく、油脂や飼料も生み出してくれます。

しかし一方では天然ゴムの生産は非近代的農業で、非常に能率が悪く、ゴムの樹に傷をつけるタッピング作業は熟練を要し、作業環境は高温・多湿・多雨の屋外です。ラテックスを採集して集めるまでの行程も、さらに固形の生ゴムを作る行程も時間がかかり、製品の管理も不十分です。
合成ゴムの原料となる石油の枯渇が懸念されている現在、天然ゴムの生産方法の効率化と品質の安定化をはかることが重要な課題となっています。

以上参考文献 小松公栄著「ゴムのおはなし」

 

 


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